あるばとろす廻転おべるたす

詩を書いてます。

星屑の行方

雪と音の欠片が踊る舞台で

星屑は消えた

君の声も以前とは違うように響いて

記憶の中の君を塗り替えてしまい私は彼を失った

星屑の行方はヴァイオリン工房にいた職人だけが知る

あそこは光がねむる場所だからと口元に立てたひとさしゆび

カーテンコールのあとにだけ案内してくれるらしい

知らないふりをしていただけで私はとうに知っていた

彼の声や姿が変わっても

彼は君で変わらない

親愛なる友達 星屑そのもの