あるばとろす廻転おべるたす

詩を書いてます。

傷のかたち


コピー用紙で切った指に滲む血は

どちらかというと洗い流すときの方が痛い

だからいま君が流す他の人たちには見えない血も

洗い流すときの方が痛いのだろう


傷のかたち

自分のだって見たくもない


誰かに笑われる方がたまらないのだと言って拳を叩きつけたテーブルの上のミルクティーが揺れる

甘くてぬるくて吐き気がした