あるばとろす廻転おべるたす

詩を書いてます。

脱出失敗


先に何があるのか

すこし見当がついたけど

帰りたいと願えなかった

だから行くところもなかった


覚えられない手紙の宛先

正しさを求めて彷徨った

伝えたいことも当然無かった

星は読めないから数えることしかできなかった


どうやっても自分でしかないんだよ

君がそういって泣いたのは

日蝕の日だった

すっかり忘れていた