2019-10-26 脱出失敗 詩 先に何があるのか すこし見当がついたけど 帰りたいと願えなかった だから行くところもなかった 覚えられない手紙の宛先 正しさを求めて彷徨った 伝えたいことも当然無かった 星は読めないから数えることしかできなかった どうやっても自分でしかないんだよ 君がそういって泣いたのは 日蝕の日だった すっかり忘れていた