あるばとろす廻転おべるたす

詩を書いてます。

自然


夜の色からつくったインクで書いた小説を

寝る前に読んでいたら日に日に夜が短くなってついにはページを開くと朝になる

太陽に照らされた海の底でねむるイルカたちも食べているという星影で書いた詩は誰も読めない

足りないのは明るさなのか暗さなのか

音楽が足りないんだと妖精が云った

仕方なく構えたフルートが清らかなパヴァーヌを奏でる 森に広がる