あるばとろす廻転おべるたす

詩を書いてます。

まだいたい

傷のかたち

知らなければ自分が傷ついていることもわからなかったのに

気付いてしまってからやたらといたむ

知っていればもっと早く処置できたものを

照らされなければ知らなかったものを


傷のかたち

治らないうちにさわるから治らないんだよ

でもかたちがわからなければ治しかたもわからない


傷のかたち

治そうという気持ちと

癒える時間と

適切な治療

あとになって浮かび上がるかなしみ