あるばとろす廻転おべるたす

詩を書いてます。

シロップ

ジンジャーエールを飲み干した
その痛みは
紫陽花の棘のようだった

星のない夜
コピー機を探してさまよった
コンビニエンスストアの灯火

遠くにきたら
からだを置いてきてしまった
映画館で魂を
ヴィオラの音を

えたいの知れぬかなしみ
交わした歌の美しさ
サーチライト
探しもしないで